最終話/“間違いなく”南アフリカにいた!
バンコクから7時間弱を機内で過ごし中部国際空港へ。
人間、“やはり”慣れるもので、7時間近く飛行機に乗っていてもなんとも思わなかった。
適当に過ごしているうちに中部国際空港へ着いた。
ついた途端、疲れが…。
タフでならすひらっちも流石にお疲れ気味…。
試合の詳細が載ってないか、“我々”が載ってないかと、最新号の「Number」を買い、遠鉄のバス乗り場へ。
バスを待っている間、バスに乗っている最中、載ってないか探すが、全く、微塵も載っていない。
「あんなに撮られたの、なんだったんだ…。絶対に使いますって言ってたのに…。」
人間不信に陥りそうになった…。
三ヶ日のバス停で降りると、
「反省会やるか!」
思わず切り出してしまった…。
コンビニでビールをたっぷり購入し、“いつも”のたまり場である、モリモリの事務所へ。
ここで買って来たお土産を仕分け。
ブブゼラの数が異様に多かったがまあいい。
ビールを呑みながら笑い話をしていたが、疲れからかすぐに眠くなり、それぞれお土産を手に、家に帰った。
数日後の決勝トーナメント進出を懸けたデンマーク戦。
モリモリが
「一緒に観よう!」
と、家にやってきた。
もちろん大量のビールを持って。
テレビの前に座ると試合が始まる前にも関わらずビールを呑み始めた。
テレビ中継が始まる頃になると、“当然”のようにテンションがあがっていた。
テレビではサポーターが映し出されており、それをバックにスポンサー紹介が行われていた。
「あれっ!?コイツらいたよね!?」
「一緒に呑んだヤツじゃん!」
「あれっ!?ここダーバンじゃない!?」
「ダーバンだ!」
ダーバンは我々が滞在し、試合を観た地。
思い出話に花が咲く。
次の瞬間!
「あれ!?…おい!」
「…。マジで…。」
「誰か録画してないかね?」
「ひらっちしてんじゃねえ?」
「聞いてみるか!」
ひらっちに電話をすると、
電話に出たひらっちがいきなり
「ワカさん、いまドアップでテレビ出てましたよね!」
「やっぱそう!?」
我々は“間違いなく”南アフリカにいた。
もう二度と行くことはないであろう南アフリカに。
次は2014年のブラジル!
予算の目安は20万円に設定することに決まった。
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