vs.カタール

カタール戦の瞬間最高視聴率は32%だったらしい。

それだけ日本国民の目がアジアカップへと向けられているということか…

退場者を出しながら日本が逆転でカタールを下しベスト4へ進出。ライバル韓国と決勝を懸けて戦うことになった。

スポーツ紙では全得点に絡んだ香川を「復調した!」と褒め称え、「香川が復調したから優勝できる!」と謳っている新聞もあったらしい。

しかし本当にそうだろうか?

確かに得点シーンだけ見れば香川は素晴しかった。2点目となる左足のシュート、決勝点を呼び込むことになったドリブルなど随所にワールドクラスとい言えるプレーを見せた。
が、ほとんどの時間は平均以下のプレーに終始していたのではないか。

特に、左サイドにワイドに構えている時のプレーは全く冴えがなかった。突破するどころかトラップもままならない。もちろんキープもできない。そういう状態だから、当然日本の攻撃は右サイドに偏る。気が付くと香川はトップ下の位置に移動。本田や前田とポジションがかぶり、本田や前田が左サイドをケアするシーンが目に付いた。左サイドがそんな状況だから、効果的なサイドチェンジができず、縦タテの強引な攻めしかできなかった。

香川はトップ下付近では相手にとって危険な存在だったが、サイドに張っている時は全く怖さがない存在だったように思う。ドイツでブレイクし、サポーターの期待を一身に背負う選手になったのだが期待通りの活躍はできていない。ビッククラブがオファーを検討しているというが、どうのような評価になるのか。特にパクチソンの後継者として香川獲得を検討しているといわれるマンチェスターユナイテッドだが、彼らの目には今大会の香川がどのように写っているのだろうか。実際、新聞でもパクと香川を比較する記事が目に付いた。しかし、今大会を見る限り全く別のタイプに見える。一番そう見させているのが「プレーエリアの幅」。センターでも、右サイドでも、左サイドでも、下がり目でも存在感溢れるプレーをするパクに対し、香川のプレーエリアはトップ下のみ。使い勝手が全く違う。

ザッケローニは今大会中、事あるごとに
「香川は指示通り動いてくれた」
と言っている。果たして本当にそうなのだろうか。

ザッケローニの目指すサッカーはバランスの取れたサッカー。バランスの取れた守備からワイドに展開してバランス良く攻めるサッカーだ。右に偏るサッカーではない。そもそもワイドに、ピッチを広く使って攻めたいからこそ香川を左の高い位置に配したはずだ。しかしながら、試合が始まるとそこにいるはずの香川が中にいる。ザッケローニの思惑と香川のポジショニングには大きな隔たりがあるように思う。

さらに守備に関しても不安定な試合ばかり。
カタール戦でとられた2点は通常のチームであれば回避できた失点。センターバックのスピード不足、ボランチとの連携の悪さが目に付く。韓国戦では吉田(この試合では2失点とも関与)が出場できない。変わって岩政の出場が有力のようだが、岩政も吉田同様高さはあるがスピードに難のある選手。内田が復帰するのでスピードのある伊野波をCBで起用しても面白いと思う。

プレーが安定している本田と好調をキープしている岡崎には期待できるが…

相手の質が今までとはガラっと変わる韓国戦。

なんだかんだ言いながら楽しみです!

vs.カタール
得点に絡む動きは流石!まだ改善する箇所があるということは今後さらに成長する証!


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