いよいよ迫ってきた「ワールドカップ2014ブラジル大会」。
“史上最強”と言われる日本代表にはもちろん注目ですが、
さまざまな角度から優勝国を予想していきたいと思います。
が、これはあくまで“ネタ”。
話のネタとして見ていただき、
みんなでワールドカップを楽しもう!
W杯ブラジル大会優勝予想!-監督編-
今回は各国代表監督の過去の実績から優勝チームを予想。
参考にするのはあくまで“実績”のみ。
ビッククラブがある欧州勢や経験豊富な“おじいちゃん監督”が強そうだが果たしてどうなるか。
■グループA
・ブラジル監督/ルイス・フェリペ・スコラーリ(国籍:ブラジル)
ジュビロ磐田の監督だったことでお馴染みの監督。
[主な実績]
・グレミオ-リベルタドーレス杯優勝
・パルメイラス-リベルタドーレス杯優勝
・ブラジル代表-日韓ワールドカップ優勝、ブラジルコンフェデ杯優勝
・ポルトガル代表-ユーロ2004準優勝、ドイツワールドカップ4位
・プニョドコル(ウズベキスタン)-国内リーグ優勝
・クロアチア監督/ニコ・コバチ(国籍:クロアチア)
現役時代は“闘将”として知られた代表キャプテン。
W杯プレーオフ前の昨年10月に代表監督に就任したばかり。
[主な実績]
・ワールドカップ予選プレーオフ突破
・メキシコ監督/ミゲル・エレーラ(国籍:メキシコ)
W杯プレーオフ前の昨年10月に代表監督に就任。
[主な実績]
・モンテレイ(メキシコ-国内リーグ準優勝2回
・クラブアメリカ(メキシコ)-国内リーグ優勝
・カメルーン監督/フォルカー・フィンケ(国籍:ドイツ)
浦和レッズの監督だったことでお馴染み。16年間率いた“B級チーム”フライブルグ(ドイツ)で一時代を築いた。
同チームを16年率いたのはドイツリーグ最長記録。
昨年5月からカメルーン代表監督。
[主な実績]
・フライブルグ-ドイツ2部優勝、ブンデスリーグ3位
こう見るとグループAはブラジル監督のフェリペが圧倒的の1位。
他の3人は代表監督に就任したばかりで優劣付けがたいが、国内リーグで優勝していることからメキシコ監督のエレーラを2位とする。
→1位ブラジル 2位メキシコ
■グループB
・スペイン監督/ビセンテ・デルボスケ(国籍:スペイン)
言わずと知れた前大会優勝監督であり、「銀河系軍団」と言われた時のレアルマドリードの監督。
[主な実績]
・レアルマドリード-国内リーグ優勝2回、チャンピオンズリーグ優勝2回、インターコンチネンタルカップ優勝
・スペイン代表-ユーロ優勝、南アフリカワールドカップ優勝
・オランダ監督/ルイス・ファンハール(国籍:オランダ)
今回のワールドカップ終了後、香川真司のマンチェスターユナイテッドの監督に就任する世界的な名将のひとり。
クラブチームの監督として19ものタイトルを保持。
[主な実績]
・アヤックス(オランダ)-国内リーグ優勝、UEFAカップ優勝、チャンピオンズリーグ優勝
・バルセロナ-国内リーグ優勝2回、国内カップ優勝
・AZ(オランダ)-国内リーグ優勝
・バイエルンミュンヘン(ドイツ)-国内リーグ優勝、国内カップ優勝、チャンピオンズリーグ準優勝
・チリ監督/ホルヘ・サンパオリ(国籍:アルゼンチン)
データを駆使して、相手を徹底的に分析する監督。ビエルサを崇拝している。
[主な実績]
・ウニベルシダ(チリ)-国内リーグ3連覇、リベルタドーレス杯ベスト4
・オーストラリア監督/アンジェ・ポステコグル(国籍:オーストラリア)
世代交代を期待され昨年10月に監督就任。
[主な実績]
・サウスメルボルン(オーストラリア)-国内リーグ優勝2回
・ブリスベンロアー(オーストラリア)-国内リーグ優勝2回
このグループはふたりの監督の実績が圧倒的。
デルボスケは現チャンピオン監督だが、実績はレアルマドリードとスペイン代表のみ。
ファンハールはさまざまなクラブチームで輝かしい実績を残しているが、代表では予選敗退を経験。
優劣付けがたい実績には違いないが、あのモウリーニョに「経歴に嫉妬する」と言わせたファンハールを1位に、デルボスケを2位とする。
→1位オランダ 2位スペイン
■グループC
・コロンビア監督/ホセ・ペケルマン(国籍:アルゼンチン)
アルゼンチン代表監督の経験もある同国きっての名将。特に若手の育成には定評がある。
[主な実績]
・U20アルゼンチン代表-ワールドユース優勝3回、南米ユース優勝2回
・ギリシャ監督/フェルナンド・サントス(国籍:ポルトガル)
ギリシャ代表史上最高勝率監督。
[主な実績]
・ポルト(ポルトガル)-国内リーグ優勝、国内カップ優勝2回
・AEKアテネ(ギリシャ)-国内カップ優勝
・ギリシャ代表-ユーロベスト8
・コートジボワール監督/サブリ・ラムシ(国籍:フランス)
現役時代、パルマやインテルで活躍した元フランス代表。今回が初の監督業。
[主な実績]
なし
・日本監督/アルベルト・ザッケローニ(国籍:イタリア)
イタリアのビック3(ミラン、インテル、ユベントス)で監督を務める。
[主な実績]
・ACミラン-国内リーグ優勝
・日本代表-アジアカップ優勝、東アジアカップ優勝
実績で言えば、世代は違えど、国際大会で複数回優勝しているペケルマンが1位。
2位には、国が違う複数のチームさらには代表でも実績のあるサントスと、ACミランでセリエAを制したザッケローニの争いだが、一応セリエAという困難なリーグを制したということと、完全なる贔屓でザッケローニを2位に選出。
→1位コロンビア 2位日本
■グループD
・ウルグアイ監督/オスカル・タバレス(国籍:ウルグアイ)
ACミランの監督も務めた大陸きっての名将。
[主な実績]
・ペニャロール(ウルグアイ)-リベルタドーレス杯優勝
・ボカジュニアース(アルゼンチン)-国内リーグ優勝
・ウルグアイ代表-南アフリカワールドカップベスト4、南米選手権優勝
・コスタリカ監督/ホルヘ・ルイス・ピント(国籍:コロンビア)
2004年にも同国代表監督。
[主な実績]
特になし
・イングランド監督/ロイ・ホジソン(国籍:イングランド)
リバプールやインテルなどで監督を歴任。各国で代表監督の経験あり。
[主な実績]
・インテル(イタリア)-UEFAカップ準優勝
・フラム(イングランド)-ヨーロッパリーグ準優勝
・イタリア監督/チェザーレ・プランデッリ(国籍:イタリア)
パルマ監督時代、中田英寿と対立。規律に厳しいことで有名。
巷では、イタリア代表を“カテナチオ”から攻撃的なチームに変貌させたと評判。
[主な実績]
・イタリア代表-ユーロ準優勝
若干迫力に欠ける組ではあるが、1位にはウルグアイのタバレスを、2位には「ユーロ準優勝」というインパクトでプランデッリを選ぶ。
→1位ウルグアイ 2位イタリア
■グループE
・スイス監督/オットマー・ヒッツフェルト(国籍:ドイツ)
異なる2つのチームでチャンピオンズリーグを制したドイツの名将。
[主な実績]
・グラスホッパー(スイス)-国内リーグ優勝、国内カップ優勝
・ドルトムント(ドイツ)-国内リーグ優勝、チャンピオンズリーグ優勝
・バイエルンミュンヘン(ドイツ)-国内リーグ優勝2回、チャンピオンズリーグ優勝
・エクアドル監督/レイナルド・ルエダ(国籍:コロンビア)
プロ経験はないものの大学で体育学を学び、年代別コロンビア代表で実績を残した理論派。
[主な実績]
特になし
・フランス監督/ディディエ・デシャン(国籍:フランス)
現役時代はキャプテンとしてW杯、ユーロを制した生粋の勝者であり、フランスの重鎮。
[主な実績]
・モナコ(フランス)-チャンピオンズリーグ準優勝
・ユベントス(イタリア)-2部リーグ優勝
・マルセイユ(フランス)-国内リーグ優勝、国内カップ3連覇
・ホンジュラス監督/ルイス・フェルナンド・スアレス(国籍:コロンビア)
ドイツワールドカップにて、当時率いていたエクアドル代表を同国史上最高のベスト16に導いた監督。
[主な実績]
・Aナシオナル(コロンビア)-国内リーグ優勝
このグループは簡単。
1位はヒッツフェルト、2位はデシャン。これで決まり。
→1位スイス 2位フランス
■グループF
・アルゼンチン監督/アレハンドロ・サベージャ(国籍:アルゼンチン)
元代表監督パサレラの元でアシスタントコーチを務め、その後ひとり立ち。
[主な実績]
・エストゥディアンテス(アルゼンチン)-国内リーグ優勝、リベルタドーレス杯優勝
・ボスニアヘルツェゴビナ監督/サフェト・スシッチ(国籍:ボスニア)
現役時代はボスニア史上最高のファンタジスタと呼ばれたレジェンド。日本でお馴染みのオシムさんの弟子。
[主な実績]
特になし
・イラン監督/カルロス・ケイロス(国籍:ポルトガル)
ファーガソンの弟子で、マンチェスターユナイテッドやレアルマドリードの監督経験のある智将。そういえばグランパスの監督もやってた人。
[主な実績]
・U20ポルトガル代表-ワールドユース連覇
・スポルティングリスボン(ポルトガル)-国内カップ優勝
・レアルマドリード(スペイン)-国内カップ優勝
・ナイジェリア監督/スティーブン・ケシ(国籍:ナイジェリア)
現役時代はナイジェリア代表のキャプテンとして、アメリカワールドカップに出場。トーゴとマリでも代表監督の経験あり。
[主な実績]
・ナイジェリア代表-アフリカネーションズカップ優勝
ここも少し地味だが、見ての通り1位はケイロス。2位にはサベージャ。
→1位:イラン※波乱! 2位:アルゼンチン
■グループG
・ドイツ監督/ヨアヒム・レーブ(国籍:ドイツ)
指導者歴わずか3年でシュツットガルトの監督に抜擢された指導者エリート。ドイツ代表に最先端の戦術を浸透させた張本人。
[主な実績]
・シュツットガルト(ドイツ)-国内カップ優勝
・チロルインスブルック(オーストリア)-国内リーグ優勝
・ドイツ代表-ユーロ準優勝、ベスト4、南アフリカワールドカップ3位
・ポルトガル監督/パウロ・ベント(国籍:ポルトガル)
現役時代は中盤のダイナモとして代表で活躍。日韓ワールドカップにも出場した。
[主な実績]
・スポルティングリスボン(ポルトガル)-国内カップ連覇
・ポルトガル代表-ユーロベスト4
・ガーナ監督/クウェン・アッピアー(国籍:ガーナ)
現役時代は欧州のチームで活躍。代表のキャプテンも務めた同国のレジェンド。
[主な実績]
特になし
・アメリカ監督/ユルゲン・クリンスマン(国籍:ドイツ)
現役時代は、ワールドカップとユーロを制した同国を代表するストライカー。アメリカ人の妻と長年カルフォルニアに住んでいる。
[主な実績]
・ドイツ代表-ドイツワールドカップ3位
・アメリカ代表-ゴールドカップ優勝
このグループの1位はレーブで決まり。2位をベントとクリンスマンで争う形。ん~ん、やはり「ワールドカップ3位」はインパクトが強いので2位にはクリンスマンを選ぶ。
→1位ドイツ 2位アメリカ
■グループH
・ベルギー監督/マルク・ビルモッツ(国籍:ベルギー)
現役時代は代表の中心選手として活躍。その激しいプレースタイルから、付けられたあだ名は「戦う豚」。日韓ワールドカップに出場。
[主な実績]
特になし
・アルジェリア監督/バヒド・ハリルホジッチ(国籍:ボスニア)
前大会でコートジボワールをワールドカップに導く。現役時代はユーゴスラビア代表としてスペインワールドカップに出場。
[主な実績]
・ラジャカサブランカ(モロッコ)-アフリカチャンピオンズリーグ優勝
・パリサンジェルマン(フランス)-国内カップ優勝
・ロシア監督/ファビオ・カペッロ(国籍:イタリア)
クラブで数々のタイトルを獲得してきたマエストロ。チーム作りはとにかく“手堅い”。中田英寿がローマにいた時の監督。
[主な実績]
・ACミラン(イタリア)-国内リーグ3連覇、チャンピオンズリーグ優勝
・レアルマドリード(スペイン)-国内リーグ優勝2回
・ローマ(イタリア)-国内リーグ優勝
・韓国監督/ホン・ミョンボ(国籍:韓国)
現役時代はワールドカップ4大会連続出場のレジェンド。国民からの圧倒的な支持を受け代表監督に就任。ロンドンオリンピック代表監督。
[主な実績]
・U23韓国代表-ロンドンオリンピック3位
このグループも1位は圧倒的。もちろんカペッロ。2位争いはハリルホジッチとホン・ミョンボの争いだが、前者は大会後の退任を明言しておりモチベーションが不安定なので、完全に好みだけでホン・ミョンボを2位とする。
決勝トーナメントの組み合わせは以下の通り。
①
A1位 ブラジル
vs
B2位 スペイン
②
C1位 コロンビア
vs
D2位 イタリア
③
E1位 スイス
vs
F2位 アルゼンチン
④
G1位 ドイツ
vs
H2位 韓国
⑤
B1位 オランダ
vs
A2位 メキシコ
⑥
D1位 ウルグアイ
vs
C2位 日本
⑦
F1位 イラン
vs
E2位 フランス
⑧
H1位 ロシア
vs
G2位 アメリカ
こっからはサクサクと。
①
ワールドカップ優勝監督同士の対戦。実に悩ましいが、複数の国で実績がある点を考慮してフェリペの勝利。
→ブラジル勝利
②
ん~、これも難しい。フル代表とユース代表と大きく違いはあるが、世界タイトルを3つも獲るというのはやはり凄いを言わざるを得ない。
よってペケルマンの勝ち。
→コロンビア勝利
③
ここは圧勝でヒッツフェルト。スイス大躍進の予感。
→スイス勝利
④
ここはレーブでしょ。
→ドイツ勝利
⑤
もはや優勝候補。ファンハールの圧勝。
→オランダ勝利
⑥
ザッケローニが検討するも、アジア王者と南米王者では重みが違いすぎる。タバレス勝利。日本ベスト16で散る。
→ウルグアイ勝利
⑦
ワールドユース連覇監督と、チャンピオンズリーグ準優勝監督の対決。
強豪チームで実績を残したケイロスに対し、そんなに強くないチームで実績を残したデシャン。ここはデシャンを推したい。
ワールドユース連覇って言っても20年以上前の話しだし…。
→フランス勝利
⑧
ここはやはりカペッロ。クラブレベルではホントに結果を残す。
→ロシア勝利
ベスト4を懸けた準々決勝のカードは以下の通り
⑨
A1位 ブラジル
vs
C1位 コロンビア
⑩
E1位 スイス
vs
G1位 ドイツ
⑪
B1位 オランダ
vs
D1位 ウルグアイ
⑫
E2位 フランス
vs
H1位 ロシア
ベスト4に進むのはどのチームだ?
⑨
やはりワールドカップ優勝とワールドユース優勝とでは格が違う。フェリペの勝ち。
→ブラジル勝利
⑩
代表での実績はレーブが上だが、やはり異なるチームでチャンピオンズリーグ制覇は偉業。ヒッツフェルトの勝利。
→スイス勝利
⑪
大陸きっての名将もファンハールの壁は高かった。ファンハールの勝利。
→オランダ勝利
⑫
さしものデシャンもカペッロには力及ばず。
→ロシア勝利
さあ、ベスト4が出そろったゾ。
当初の予想通り、欧州勢が3チーム残った。
ブラジル以外はワールドカップ優勝経験なし。前大会に続き、初優勝チームが出るのか?
⑬
A1位 ブラジル
vs
E1位 スイス
⑭
B1位 オランダ
vs
H1位 ロシア
好カードが揃った準決勝。勝負の行方は?
⑬
まさに好ゲーム。ヒッツフェルトは異なるチームでチャンピオンズリーグを制したことを武器に勝ち上がってきたが、対するフェリペもリベルタドーレス杯を異なるチームで制覇。となると代表監督としての実績でフェリペの勝利。ブラジル決勝進出。
→ブラジル勝利
⑭
ん~ん、これも難しい。ただ、資金力のあるチームでばかり実績を挙げているカペッロに対し、ファンハールは資金力の少ないチームでもその手腕を発揮。僅差だがファンハールの勝利か。
→オランダ勝利
波乱続きの[監督編]だが、
決勝カードは強豪国同士の対戦に。
⑮
A1位 ブラジル
vs
B1位 オランダ
これは難しい。
クラブチームでの実績が圧倒的なファンハールに対し、異なる国を率いて実績を挙げているフェリペ。
ん~ん、まあこれは代表の試合だから代表の実績を考慮。ファンハールは前回にオランダ代表を率いた時には予選で敗退しているから、ここはフェリペの勝利で。ブラジルが開催国として6度目の優勝を達成。
→優勝はブラジル!
ん~ん、なんかしっくりこないけどまあいいか。
ただ、信じるも信じないも「あなた次第!」
ワールドカップを楽しもう!!