拝啓 日本代表さま -本田圭祐という男-

ワールドカップが目前に迫ってきた。

我らが日本代表はというと、直近に行われたザンビアとの親善試合に4対3で逆転勝ちし、ブラジルへと乗り込むことができた。
「4点取った」ことを評価するか、はたまた「3失点した」と悲観的に捉えるか、はそれぞれ意見があると思うが、
私見では“悲観的”に見えた。

4得点の内訳は、本田が2点、香川が1点、そして大久保が1点。
日本にとってはこの上ない選手による得点だったといえよう。
先制され、逆転し、追いつかれ、再び勝ち越すという、エンターテイメントとしては抜群の展開だったといえる試合だった。
ただ、ワールドカップ直前の親善試合ということを考えると、心配ばかりが増した試合だった、ともいえる。

一番の心配は主力のコンディション。
「本当はこんな程度の選手だったのかな?」と思いたくなるほど、中心選手の動きが悪い。

例えば、マスコミは「香川復調」と言うが、とてもそうとは思えない。
ボールが足につかない、ポジション取りが悪い、プレーにキレが足りない、“消える”シーンが多い、そして一番は“オーラ”が全く感じない。
ドルトムント時代、もしくは2年前までの代表戦で見せていたいた、“忍者”のような俊敏性、キレが感じられないのだ。

遠藤は、急に視野が狭まったように感じる。
無難なパス選択に終始し、最終ラインと攻撃陣とのパイプ役を果たせていない。
守備から攻撃へとスイッチを切り替えるパスが全くといっていいほど出せていない。
遠藤にボールが入ると、プレースピードが急に落ちる。
「山口蛍が中盤の軸」という報道もあるが、山口がいいというよりも、遠藤が悪い。
結果として山口が目立っているだけのように見える。

そして最も気がかりなのが本田圭祐。
全てが悪い。
あれほど他を寄せ付けなかったキープ力は影をひそめ、ゴール前での怖さも消えうせた。
一時、「本田は守備をしない」と言われたが、結構、守備に戻る。
もちろん相手を抜き去るスピードやテクニックは(元々)ない。
これを見る限り、“普通の選手”に成り下がった感がある。
本田の最大の武器は“ワイルド感”。
規律正しいクラスにいるたったひとりの野生児、のような雰囲気があった。
それをワールドカップ前の親善試合で感じることは一度もなかった。
一体彼に何があったのだろう。
報道によると、本田の首には手術の跡があるという。
一体彼に何があったのだろう。

アメリカワールドカップで活躍したルーマニアとブルガリア。
それらのチームにはハジとストイチコフという偉大なる選手がいた。
彼らの存在がチーム力を大きく引き上げ、ベスト8、ベスト4という結果を残した。
強豪国でない国が躍進するには、絶対的存在が不可欠なのだ。

日本にとっての絶対的存在は、香川でも長友でも、ましてや大久保ではない。
本田圭祐以外には存在しない。

彼がこのままでもベスト16に進む可能性はある。
だが、“その上”に進むことは無理。
夢のまた夢、なのだ。

ザッケローニ体制の4年間は“本田ジャパン”の4年間とも置き換えられる。
いまいち“イズム”が分かりずらい指揮官の言葉に対し、本田の発する“言霊”に我々の心は躍った。
プレーにおいてもその圧倒的な存在感で、日本サッカーのワールドカップでの躍進を確信した。
ザックジャパンとは言葉だけ。
実際には“本田ジャパン”に他ならなかった。


日本時間の8日朝、日本代表はブラジルのカンピーナス空港に到着。
飛行機から選手が続々と降りてくる映像がテレビに流れており、画面には本田圭祐が映っていた。
本田は階段状のタラップにちょうど差し掛かったところ。
何気なく見ていたのだが、
突如、
「ドキッ!」
とした。

タラップを降りようとした本田は、足元を凝視し、両手で手すりを持ち、ゆっくりと階段に足を下ろした。
いつものようにサングラスをしていたので、「それで見えずらいのかな?」なんても思ったが、
その姿はそうは見えなかった。

視界が悪い…。
もしくは体調が悪い…。

そのいずれかにしか見えなかった。

本田の映像を見たのはその時限り。
実際は違ったかもしれないが、もはや確認する術がない。
なので見間違いかもしれない。
だが、その映像をみて「ドキッ!」とした感情だけは覚えている。


本田は視力、もしくは体調が万全ではない…。


あくまで仮説。本田はこの件に関してコメントをしていない。
だが、この仮説が正しいとするならば、日本代表の躍進など期待できない。
そればかりではない。
本田圭祐自身の選手生命すら心配になる。

いずれにせよ、本田は全てを背負う覚悟のような気がする。
チームメイトへの批判はもちろん、本来監督が負うべき責任までも、自身が背負う覚悟があるような気がしてならない。

「サッカー人生の集大成」
27歳の若者が発したこの言葉をしっかりと受け止め、しっかりと心に焼き付けたい。
そしていつしか、日本がワールドカップで優勝した時、(仮に生きていれば)次世代に伝えたい。

本田圭祐という男の生きざまを。


拝啓 日本代表さま -本田圭祐という男-



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