いよいよ来週末のブラジル対クロアチアを皮切りに、ブラジルワールドカップが開幕する。
「初戦が大事」と言われるワールドカップ。
ともに負けだけは避けたいために、無難な試合になることが多いように感じる。
そこで、初戦だけをクローズアップして、傾向を調べてみた。
対象としたのは、現在のレギュレーションとなったフランス大会以降の4大会。
当たり前だが、決勝トーナメントに進んだチームは、1大会につき16チーム。
16チーム×4大会=64チームの初戦の結果を見てみた。
初戦を勝って決勝トーナメントに進出したのは
64チーム中39チーム。
全体の約61%を占める。
次に初戦を引き分けて決勝トーナメントに進んだのは
64チーム中21チーム。
全体の約33%。
そして最後に、初戦を負けて決勝トーナメントに進出したチーム。
それは64チーム中、たった4チームのみ。
1大会で1チームの計算になる。
全体のたった6%のみ。
決勝トーナメントに進めるのは、初戦に勝つもしくは引き分けたチームが94%。
やはり、“初戦が大事”ということで間違いなさそうだ。
となると“手堅い試合”になりがちな初戦。
勝手に傾向を見ると、
順当に強者が勝った試合が、
64試合中35試合。
半分以上の約55%に上る。
弱者が勝った試合は、
64試合中11試合。
わずか約17%。
日韓W杯でフランスに勝つサプライズを起こし、大会に旋風を巻き起こしたセネガルなど、弱者が強者を“初戦”で破るのはごく稀なケースといえよう。
では“手堅い試合”の代名詞ともいえる“引き分け”はどうだろう。
引き分けの試合は、
64試合中18試合と、30%に迫る数字が出た。
となると16試合行われる各国の“初戦”。
「4もしくは5試合が“引き分け”になる」
ということだ。
ざっくりの印象では、実力が伯仲しているチーム同士の初戦は“引き分け”になりやすい。
今回のワールドカップに当てはまれば、
・メキシコ対カメルーン
・スペイン対オランダ
・イングランド対イタリア
・ドイツ対ポルトガル
あたりが候補になる。
・日本対コートジボワールも可能性はある。
初戦のカードから決勝トーナメントに進むチームが予想できそうだ。
とまあ、今回はここまで。
現在販売中の「ワールドカップtoto」。
引き分けを予想するのが醍醐味かもしれない。
とにかくみんなで
ワールドカップを楽しもう!