いよいよ迫ってきた「ワールドカップ2014ブラジル大会」。
“史上最強”と言われる日本代表にはもちろん注目ですが、
さまざまな角度から優勝国を予想していきたいと思います。
が、これはあくまで“ネタ”。
話のネタとして見ていただき、
みんなでワールドカップを楽しみましょう!
W杯ブラジル大会優勝予想!-ジンクス編-
①欧州以外で開催のワールドカップは南米勢が優勝。
1930年のウルグアイ大会からはじまったワールドカップは、今回のブラジル大会で20回目の開催となる。
そのうち、ヨーロッパ以外で開催されたのは9回。さらにそのうち、南米以外で開催されたのは、メキシコが2回、アメリカが1回、日韓が1回、そして前回の南アフリカの計5回。南アフリカまでの4回は南米勢(ブラジル3回、アルゼンチン1回)がジンクス通り優勝しているが、前回の南アフリカ大会でスペインが優勝し“ジンクス破り”達成。
②1962年以降、欧州勢と南米勢が交互に優勝。
そもそもワールドカップは1958年以降、南米(メキシコ含む)と欧州とで交互に開催されてきた。
近年になり、国数の違いから欧州と南米もしくは第三国(アメリカ、日韓、南アフリカ)による交互開催となっている。
以前は審判の買収などが頻繁にあったようで、いろいろな意味で地元が有利だった模様。
念のため最近の優勝国の流れを見ると、アメリカ(1994)はブラジル(南米)、フランス(1998)はフランス(欧州)、日韓(2002)はブラジル(南米)、ドイツ(2006)はイタリア(欧州)、そして前回、ジンクス通りであれば南米が優勝するはずの南アフリカ大会(2010)はスペイン。ここでもスペインが“ジンクス破り”を達成。
③北中米・南米開催のワールドカップで欧州勢が優勝したことがない。
これは②と被っているともいえるが、今のところはそういうこと。
とはいえ、欧州開催で南米勢が優勝したのは、“神様”ペレを擁したブラジルがスウェーデン大会(1958)の1回のみ。
ちなみに、北中米・南米でワールドカップが開催されたのは7回で、ブラジルが3回、ウルグアイ、アルゼンチンのそれぞれが2回優勝している。
④欧州勢と南米勢以外、ワールドカップの決勝に進出した国はない。
それはまあ、そうでしょうな。
⑤前年度バロンドールを輩出した国は優勝できない。
ん~、これもなんかこじつけ感があるなぁ~。
バロンドールとは年間最優秀選手賞だが、そもそもは“欧州国籍”の選手のみが対象の賞で、南米をはじめとする他国籍の選手は対象外だった。1995年からは欧州リーグでプレーする選手に、2007年からは全世界の選手が対象となった。そんなわけで、ペレもマラドーナも受賞していない。一応、1995年以降を見ていると、フランス大会(1998)の前年受賞はブラジルのロナウド。日韓(2002)の前年はイングランドのオーウェン。ドイツ大会(2006)の前年はブラジルのロナウジーニョ。南アフリカ大会(2010)の前年はアルゼンチンのメッシ。
ほう。
こう見るとジンクス感が出てきた。
ちなみに昨年の受賞者はポルトガルのクリスチアーノ・ロナウド。
⑥コンフェデ杯優勝国は翌年のワールドカップで優勝できない。
そもそもコンフェデ杯は、各大陸王者国が集まり世界一を決めるという趣旨で始まった大会だが、ワールドカップとの差別化が図れず失敗が続き、日韓大会時より、ワールドカップの予行練習(プレ大会)として実施されている大会。ジンクスというにはあまりにも事例が少ないと思うが、一応ワールドカップの前年開催となった2001年以降のコンフェデ杯優勝国の確認を。
日韓大会の優勝はジダン擁する“欧州王者”フランス。そしてドイツ大会から南アフリカ大会、昨年のブラジル大会とブラジルが3連覇。
こう見ると翌年のワールドカップで優勝してもおかしくない国が優勝してるなぁ。
すると今回は、ブラジルが昨年のコンフェデ杯で優勝しているため、ワールドカップの優勝はないのかなぁ。
⑦1958年以降、ワールドカップ初制覇は自国開催。
今までワールドカップで優勝したことがある国は8ヶ国。そのうち、ウルグアイ、イタリア、イングランド、アルゼンチン、フランスの5ヶ国がワールドカップで優勝した大会が自国開催。他国開催で初優勝を成し遂げたのは、スイス大会(1954)優勝の“ゲルマン魂”ドイツと、スウェーデン大会(1958)で悲願の初優勝を遂げた“王国”ブラジルのみ。ただこれも南アフリカ大会(2010)にてスペインが優勝し“ジンクス破り”。
⑧ワールドカップ連覇はない。
ないといっても1934年、1938年のイタリア、1958年、1962年のブラジルと連覇している国はある。
ただイタリアはムッソリーニのファシスト政権下のもと、ありとあらゆる手段を講じての連覇、ブラジルは“神様”ペレによる連覇のため、この2国の連覇は注釈扱い。
今回連覇を狙うのは、前大会で“ジンクス破り”をしまくったスペイン。
(番外編)ペレの呪い。
“サッカーの神様”と呼ばれるペレだが、ワールドカップには「ペレの呪い」なるものが存在する。
その呪いとは、「ペレの優勝予想国は優勝できない」というモノ。
例を挙げると、
アメリカ大会(1994)の優勝予想はコロンビア。結果はグループリーグ敗退。
フランス大会(1998)の優勝予想はスペインだったが、これまたグループリーグ敗退。
日韓大会(2002)はアルゼンチンとフランスが決勝に進み、ブラジルは優勝できないと予想したが、なんとなんと強豪国であるアルゼンチンとフランスはともにグループリーグ敗退し、ブラジルが優勝した。
先の南アフリカ大会(2010)ではメキシコが優勝すると大胆予想。ベスト16には進出したもののここで敗退。
さらに展望として「2000年までにアフリカ勢がワールドカップで優勝する」と断言していたが、2010年修了時点で、アフリカ勢は準決勝進出すら果たしていない。
そして注目の今大会の優勝予想はブラジル(その後修正したとの情報もあり)。
ブラジル国民はこの予想をどう思うのか!?
ちなみに、ドイツ大会(2006)の優勝予想はイタリアで、見事イタリアが優勝。
実はこの呪い、もう解けてます…。
さて以上を踏まえて優勝予想を。
①でいくと、該当するのはブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、コロンビア、チリ、エクアドルの6チーム。
②を見ても、前回優勝は欧州のスペイン(ジンクス破れてますが…)なので、上記6チームが該当。
③もブラジル開催なのでこの6チームのいづれか。
④も上記6チームが該当。
⑤は対象がポルトガルの選手だから、上記6チームが該当。
⑥は、昨年ブラジルが優勝しているから、上記6チームからなんと“優勝候補筆頭”のブラジルが脱落。
⑦で見ると、ワールドカップ優勝経験国はアルゼンチンとウルグアイの2チームのみ。今回はブラジル開催のため、他の3チーム(コロンビア、チリ、エクアドル)の初優勝はない。
⑧に挑むのは欧州のスペインだからそもそも該当外。
ジンクスだけを頼りに優勝予想をすると、
今回優勝するのはアルゼンチンもしくはウルグアイに決定!
でもこれでは中途半端。優勝チームの予想になっていない。
さらに都市伝説だが、1チームをズバリ当てる法則が存在する!
⑨3964の法則
まずは3964から開催年を引く。今年の場合は、3964-2014=1950。
1950という数字が出た。
この数字を西暦と捉え、その年のワールドカップ優勝国を調べる。
そこにあった国が今回の優勝国という“都市伝説”だ。
例えば日韓大会。優勝はブラジルだった。
3964-2002=1962。1962年のチリ大会の優勝はブラジル。
じゃあ無作為に。アメリカ大会はどうだろ。優勝はブラジルだったが。
3964-1994=1970。1970年はメキシコ大会で、おお!ブラジルが優勝!
じゃあ、もういっちょ前のイタリア大会はどうかな。優勝は西ドイツ。
3964-1990=1974。1974年の西ドイツ大会の優勝は西ドイツ!
すごい!
ドイツ大会はどうだろう。優勝はイタリアだったが。
3964-2006=1958。1958年のスウェーデン大会の優勝はブラジル。あれぇ…。
南アフリカ大会は?優勝はスペインだが…。
ああ、スペインは初優勝だからこの都市伝説は使えないか…。
ちなみにやってみると、
3964-2010=1954。1954年のスイス大会は西ドイツが優勝してる。
で、気になる今回。
3964-2014=1950。
1950と出た。
1950年はブラジル大会。ブラジルが初めてワールドカップを開催した年だ。
ただブラジルは「マラカナンスタジアム」でウルグアイに敗れワールドカップ初制覇を逃し、自殺者が出る程多くの人がショックを受けたんだよなぁ。「マラカナンの悲劇」かぁ。ブラジルでのワールドカップ開催はそれ以来なんだなぁ。
ん。
ちょっと待てよ。
開催国ブラジルが負けた。
じゃあ優勝したのはどこだ。
「ウルグアイだ!」
①から⑧までのジンクスでいくと優勝はアルゼンチンかウルグアイ。
さらに⑨の「3964の法則」を用いると、なんと優勝国は「ウルグアイ」となったゾ!!
これはこれで面白いな。
ただ、信じるも信じないも「あなた次第!」
ワールドカップを楽しもう!!