Jリーグ開幕にあたって

今年は珍しくかなりの選手の移籍があったように思う。

この移籍だが、チームからすると大きく分けてふたつの意図がある。

ひとつは言わすと知れた“戦力補強”。

優勝を目指しているチームの移籍はほとんどが戦力補強。
基本ベースを残しつつ、バージョンアップを図っていく。
当然、出て行く選手もいるし、補強が失敗することもあるが、目指すところは戦力アップ。

藤本を獲得したグランパスや本田を獲得した鹿島がこれにあたる。

もうひとつは“サイクルの終焉”。

主には経営陣の交代などにより、体制が変わった際に見られる移籍だ。
長期政権を握っていた監督が変わるとなれば、なおさら「ひとつのサイクルは終わった」と見るのが普通。
チームの“10番”の移籍もある種の“サイクルの終焉”になる。10番は(違う番号のチームもあるが)チームの顔。チームも10番を活かすために構成されていたはず。10番の移籍は、そのチームのスタイルの変化の表れ。

エスパルスは完全にひとつのサイクルが終わった。

長期政権の監督、経営陣が変わり、中心選手、生え抜き選手が大量に出て行った。
変わりに入ってきたのは、高原、大悟などの県内出身選手。監督には“ヒディングの右腕”という外国人を招聘。結果、主力の大量放出が批判されることはほとんどなく、ノスタルジーに浸っている印象だ。(自分自身もそうなのだが…)
みんなが夢を見ている間に結果が出始めれば…。

ジュビロは“10番”を放出した。

試合に出ていたかどうかは別として、ジュビロの“10番”はちょっとは重い背番号のはず。それを付けていた選手がいわゆる“都落ち”移籍をし、大卒のルーキーに、そのちょっとは重いはずの背番号を与えてしまった。監督は変わっていないが、目標は変わった。就任時には「3年で優勝」と言ったはずの監督が、3年目を向かえ「ACL出場」が目標になってしまった。
そもそもジュビロとはどういうチームなのか?昔は「すっ」と言えたが、今はさっぱりわからない…。

日本代表は人気があるが、Jリーグは人気がないと言われる。

果たして原因は?

いよいよ明日開幕される。

Jリーグ開幕にあたって
こうやって並ぶとやっぱワクワクする!高原は出られるのか?(出て欲しい)


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